半年ぶりの東京で感じた”沖縄とのギャップ”を3つお届けするよ

てぃーだニュース編集部

2016年11月30日 14:00


東京から沖縄に移住してから約半年。
先週、移住してから初めて東京に行った。

一番お世話になっていた編集者さんが結婚したのだ。直接お祝いしないわけにはいかない。





久々の東京で、当然ながら沖縄生活とのギャップをいろいろ感じた。
以下、その代表格 3 選です。


寒い


成田空港に着陸して飛行機を降りた瞬間、声が出た。

「さっむ」





11 月 23 日。この日、東京の最高気温は 10 ℃。
東京に住む友人たちいわく「今日はちょっとあったかいよ、良かったね」らしいから神さま嘘だと言ってください。

12 月を前にようやく寒くなってきたなと感じる沖縄、最近の気温は 22 ~ 25 ℃くらい。
カーディガンを持参しつつ、私は毎日半そで+生足サンダルで過ごしている。

10 ℃の体感温度がもはやピンとこない。とりあえず 1 枚だけ持っていた厚手のセーターだけを着て行った。足はサンダル。上着なし。

結果、寒すぎて泣いた。
「冬の東京にサンダルで来るとかナメてる?」と友人に怒られた。ごめんなさい。



11 月 24 日。雪。
11 月に雪が降るのは 54 年ぶりですって。そんな大寒波が 3 泊 4 日の小旅行にかぶるなんて、私は前世でビルでも爆破したのかな。

セーター 1 枚しか持たず、絶望した顔で部屋の中から雪を眺める惨めな私。見かねた東京の友人たちが、ヒートテックやタイツ、ついにはコートまで恵んでくれた。
お母さん、東京には温かい人がたくさんいます。


遠慮なく飲める幸せ


東京にいた 3 日間、毎晩飲んだ。なんなら 1 日目と 3 日目は昼から飲んだ。

先日今帰仁村でベロベロになった記事を歓喜しながら執筆したが、車社会の沖縄では満足に酔っぱらえる機会がなかなかない。飲む場合は「代行・タクシー・友人の送迎・近くに一泊」の中からいずれかを選ぶことになる。

一方、電車社会の東京。
どのお店で飲むにも、半径 1 キロ圏内には必ず駅がある。0 時を過ぎても終電がある。終電を逃してもカラオケオールで夜を明かせばいい。





結論、とっても飲みやすい。

お世話になった編集者さんのお祝いでは、祝福モードで次々とアサヒの瓶を開けた。
気持ちよくペースを上げるなか「もうフラフラのお前を担いで家まで送るのは嫌だからな」と先輩に釘を刺された気もするけどちょっと記憶が曖昧。なんならその黒歴史の記憶も曖昧。


気兼ねなく飲める日々、最高。

そんな感じで、毎日気持ちよく酔っぱらった状態で家に帰り、寝た。


殺人的な乾燥


そして朝。ノドがやられた。





沖縄にいる移住仲間から「沖縄の湿度になれたら、東京の乾燥レベルにびっくりすんで」と言われていた。

沖縄に移住したとき、暑さ以上に驚いたのが湿度の高さ。食品だけでなく衣服や布団まで「すぐカビが生えるから気を付けて!」と警告されるほどだった。個人的には常にお肌がしっとりしてありがたかった。


そして、久々の東京。
特に激しい乾燥を感じることもなく油断していたら、あっさりノドを痛めた。痛みで「ん“ん”んんんん」と悶絶しながら早朝に目を覚ました。もれなく二日酔いで頭も痛い。

そうだ。冬の東京は乾燥がひどいから、夜は加湿器とか使うんだった。

ガマンできず、半泣きで水を飲んでのど飴をコロコロする朝。その日泊めてもらったシェアハウスでは、住人 5 名中 4 名がノド風邪に侵されて声を枯らしていた。うつる前に帰還しなくては。





11 月 26 日夜。ただいま沖縄。

ジェットスターを降りた瞬間むわりとした空気に包まれる。
この気温、この湿気。そうそう、これがほしかった。今すぐタイツとヒートテックを脱ぎ捨てたい衝動。

沖縄を恋しく思い始めた自分に嬉しさも感じつつ、寒くても空気カラカラでも、やっぱり東京は楽しくて刺激的で私の好きな街だった。

またふらりと行こう。少なくとも、冬が終わってから。



この記事を書いた人
ライター 真崎|ブログ:「真崎ですよ」

 フリーライターの真崎です。
 真面目な取材記事からゆるめのコラム、旅エッセイまでわりといろいろ書きます。
 2016 年 6 月から沖縄の宜野湾市に住んでいます。
 得意な沖縄料理はゴーヤチャンプル、それ以外は作れません。




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