というわけで、まずは受付を行います。
北谷町美浜のハロウィンイベントでは、事前エントリーと当日エントリーがあります。
ささっと、受付をすませましょう。
名前を書いて、コスチュームテーマを伝えるだけでOKです。
美浜についたのが4時半ごろですが、ハロウィンコンテストが始まるのは夕方の六時です。
それまでの間は、会場付近で、アンパンマンとしてブラブラしようと思います。
いざ。
変身。
それいけ、アンパンマンです。
さっきまでの僕は仮の姿をしていました。
この瞬間から、僕はアンパンマンとして今日を過ごす事になります。
この姿になった時の最大の問題点は、前が見えない事です。
わずかに開いた口の部分からは、ほとんど前が見えません。
ただの空気穴程度です。
あと、中で声を出しても、
外の人に聞こえないという問題もあります。
外の音は聞き取れますが、視界は無く、外部へと声が届けられない状態です。
アンパンマンになった瞬間に、僕の友達は愛と勇気だけになります。
イベントで人の多い美浜にて、僕だけ完全に孤立しているのです。
「どうする?」と少し考えます。
前も見えずに、声も出せない。
とりあえず、現状を受け入れる事にしました。
まわりから子供の声もするので、ここで人間の姿になるわけにはいきません。
覚悟を決めて、じっとしておきます。
顔がぬれると力が出ません。
横雨があったので傘をかぶります。
彼の瞳にうつるものは何でしょうか?
前が見えないため、ぶらつくことも諦めました。
移動が出来ないので、とりあえず雨宿り出来る場所でジッとしておくことにします。
遠くから見ても目立ちますね。
さすがは、アンパンマン。
この記事を読んで、「あっ、あの時のアンパンマン!」と思った貴方。
そうです、僕がアンパンマンです。
どこにもいけず、しばらく立ち続けます。
すると、どうでしょう。
思った以上に、アンパンマンが人気。
ただ立っているだけですが、結構な人から「写真いいですか?」と求められます。
5日間もかけて作った成果が出ました。
他のハロウィン参加者とも記念撮影です。
っが、僕はまわりが見えていないので、どんな方々と写真を撮ったのかが分かりません。
一緒に参加したスタッフから見せられて、はじめて知った事がたくさんあります。
僕の目の前では、こんなハプニングも発生していたようです。
しかし、僕は美浜で一人、ずっと目をつぶっているような状態です。
周囲の楽しそうな声だけが聞こえてきます。
こんな凄すぎるコスチュームの方もいたのですね。
知りませんでした。
これには衝撃を受けました。
僕の隣で、こんな美人が雨宿りしていたなんて。
後になって悔やみます。
アンパンマンになってから一時間弱ほど、立ち尽くしていましたが、ハロウィンコンテストの集合時間になったので、移動します。
この時点まででも、多くの方と写真を撮ったように感じます。
一人じゃ移動出来ないので手を引いてもらいます。
集合場所にて、しばらく待ちます。
ここでも、色々な方と写真を撮りました。
声をかけて頂いた皆さん。
ありがとうございます。
そして、いよいよコンテストスタート。
僕はエントリーナンバー26番です。
多くの参加者が完成を浴びるなか、いよいよ僕の出番です。
北谷町美浜にアンパンマンが降臨しました。
全てはこの瞬間のために、僕はアンパンマンになったのです。
司会の方から、いろいろと話をふられたので返答をしているのですが、外に声が出ないため、ずーっと黙っている形になりました。
司会の方、すいませんでした。
答えようと思っていたのですが、無理でした。
結果として、一言も話せませんでしたが、僕のステージは終わりました。
今までの人生の中で、こんなにスポットライトを浴びた事があったでしょうか。
いえ、これは僕が浴びているわけではありません。
アンパンマンだからこそ、浴びているのです。
ステージを降りたら、ブルーカーペットを歩いていきます。
っが、前が全く見えません。
スタッフのタマヨセ君に手を引いてもらいながら、歩いていきます。
カーペットを歩いたのち、しばらくの間、後方で待っていると、多くの方から写真を求められました。
美浜の象徴、観覧車をバックにしみじみと思います。
アンパンマン、写真撮って!
アンパンマン、お願い!
アンパンマン。
アンパンマン。
アンパンマン。
アンパンマン。
アンパンマン!
アンパンマン!
そうだ、僕はアンパンマンなんだ。
愛と勇気を友達として、みんなを笑顔にしていくヒーロー。
そうだ、アンパンマンなんだ。
僕の生きる道は、アンパンマンなのかもしれない。
何となくで出場したハロウィンイベントを通じて、自分の生きる道が得られたかもしれません。
何が君の幸せですか?
また、来年も出たいなと思います。
以上、てぃーだニュースでした。