【離島の魅力】宮古・池間島の食に景色に贅沢な時間!てぃーだスタッフが「島あっちぃ」を体験してきました
こんにちは!てぃーだニュース編集部です!
突然ですが、皆さま。沖縄の離島、宮古島の北西に位置する島「池間島」はご存知ですか?
池間島は、宮古島本島の北西1.5kmの場所にあり、池間大橋という橋でつながれた美しい離島です。かつてはカツオ漁で栄え、宮古島本島からも多くの出稼ぎの人々で賑わい、活気の溢れる島として有名だったんです。
なんと!そんな池間島で開催されるツアーにてぃーだスタッフ2名が参加!島の魅力を探るべく、取材に行ってきましたよ!
今回のツアーは、沖縄県が主催する「島あっちぃ」という企画で、
【「島の魅力は人の魅力」を掲げ、沖縄県に住所を有する方を対象に、県内離島の歴史や文化、自然、離島の人との交流を楽しみ体験する】
という趣旨のもと、離島の魅力を発掘するためのモニタープログラムです。なんと、ツアーにかかる費用を沖縄県が7割助成。定価の3割負担でツアーに参加することができちゃいます!
県内の様々な離島でモニターツアーが開催されており、内容も様々!農業体験やシュノーケリング体験、BBQ体験など、その島でしか体験することのできないプログラムが数多く用意されています。
数あるプログラムの中から私達てぃーだスタッフが選んだのが「宮古・池間島 東西南北ヒダマーイ体験(海岸散策)&夕陽を見ながらアダンのチップで燻製づくり」というツアー!
離島・宮古島のなかでもさらに離れた場所にある小さな島「池間島」の魅力をたっぷりお伝えします!
体験初日!ドキドキの出発と池間島との出会い
早速、宮古空港に到着です。
沖縄本島から宮古島までのフライト時間は35分程度。那覇から名護までのドライブよりも短時間で行けちゃいますね。
到着後は、現地スタッフの誘導ですぐにバスに乗り込み、今回の目的地「池間島」へ向かいます。
宮古空港から20分ほどで池間島に到着です。向かう途中のガイドなどは特にありませんが、バスから景色を眺めていると、あっという間に到着しちゃいました。
島につくと池間島離島振興総合センターというこちらの施設でオリエンテーションです。ツアー参加者全員の自己紹介タイムと、池間島でのツアーを担当するNPO法人いけま福祉支援センターのスタッフの方より、ツアーのスケジュールについて説明を受けました。
今回のツアーでは “民泊”を利用した宿泊のため、実際に池間島に住む方のご家庭にお邪魔して一晩を過ごします。参加者12名が3つのグループに分かれて宿泊します。
この“民泊”も「島あっちぃ」ツアーならではの楽しみ!離島に住む現地の方々とより近い距離で触れ合うことができ、個人旅行では味わえない魅力が体験できます。
私達がお世話になるのは、こちらの平良さんのお宅!
平良さんは、普段は宮古島本島で生活をし、池間島で民泊事業を行うためにこちらのご自宅を活用されているそうです!
そんな平良さんお手製の宮古そばでランチタイム!味がしっかりとしみ込んだ三枚肉と宮古かまぼこが絶品!煮つけも優しい味つけで美味しい!はじめて来たはずの家なのに、親戚のおばちゃんの家に遊びに来たような居心地の良さで、とっても安心して過ごせました。
ランチのあと、おやつに天ぷらを揚げてもらいました
・・・・が、こちらの天ぷら、なんと具ナシ!
沖縄風天ぷらの生地だけを揚げたもので、お砂糖を付けて頂くそう!とっても不思議な天ぷらに一同ビックリでしたが、食べてみるとおやつにピッタリ!「具がない?!」という不思議な感覚も一緒に味わえる楽しいおやつでした。
ツアーの時間が来るまで、平良さんと島内をお散歩。
漁港沿いのこの道路は、車の通りも少なく、の~んびりとした風景が印象的です。
島には至る所に猫さんが。
あっちにも。
こっちにも。ばっちりカメラ目線を頂きました(笑)
平良さんのお宅からは歩いて5分程度で海へいけちゃいます。初日はあいにくの曇り空でしたが、さすがは宮古島。透明度が高く、美しい海が広がっていました。
その後は平良さんの運転で、島内を車で一周。車があれば15分程度で回れる距離です。
島の観光施設で“さたぱんびん”をご馳走してもらいました。
“さたぱんびん”とは沖縄本島でいうサーターアンダギーのこと!普段目にするサーターアンダギーも、名前が違うとなんだか新鮮です。
宮古島産の島バナナを使った“島ばななシェイク”も飲んでみました!バナナ好きは見逃せません!
ヒダマーイ(海岸散策)ツアーがいよいよスタート!
そしてお待ちかね、今回のメインプログラムである「東西南北ヒダマーイ体験(海岸散策)&夕陽を見ながらアダンのチップで燻製づくり」がスタートです。
島内の各所にあるビーチを、車と徒歩で散策しながら、“ヒダマーイ”が進んでいきます。
こちらは、宮古島本島と池間島を結ぶ「池間大橋」が見渡せる砂浜です。
「夏だったらすぐにでも海に入りたい!」という声が上がりましたが、こちらの浜は夏になると潮の影響が大きく、海水浴には向かないんだそう・・・。
こちらは、昔、イーヌブー(池間湿原)と呼ばれる湿原があった場所。
池間島はその昔、二つの島に分かれており、この場所から海の水をせき止めて埋め立てていったのだそうです。
3つ目の場所へは、こんな断崖絶壁を下って浜を目指しました。かなりの高さがありましたが、参加者の皆さんはロープを上手に利用して、難なく下っていきました。ちょっとした探検気分で、ワクワクです。
浜の岩場には、高さ6メートルほどの大きなくぼみが、、、、
こちらは、沖縄戦の時の爆撃でできたくぼみなんだそう。生々しく残る戦争の爪痕に驚かされます。
そして最後の浜では、お待ちかねの燻製タイム!
手作りの燻製器からは、もくもくと煙が立ち、燻された良い香りが漂います。アダンのチップを利用した伝統的な燻製方法で、通常よりも甘い香りがするんだそう!
こちらのグルクンも、
タコも貝も、島の漁師さんが近くの浜から採ってきたばかりのとても新鮮なもの!
さらにこちらの焼き芋も、島の畑で採れたものです!
ガイドのヒロジさんはとってもパワフルで楽しい方でした!明るく元気に参加者をもてなしてくれます。
お酒やソフトドリンクも用意されていたので、会話も弾みます。池間島の島の恵みを、参加者全員で美味しくいただきました!
夕食は島の皆さんお手製のごちそうがズラリ!
”ヒダマーイ”から帰ってくると、島の皆さまが、たくさんのご馳走を用意してくれていました!
島の郷土料理やおもてなしの料理が並び、セルフスタイルでお皿に盛り付けていきます。
中には野球ボールほどの大きさがある、ボリューム満点なおにぎりも!
おめでたいときに炊くというお赤飯からも、島の人たちのおもてなしの心が伝わり、温かい気持ちになります。
そして、乾杯~~!
参加者と、民泊でお世話になる方々を交えて懇親会の開催です!参加者一人一人が、その日の感想を発表する時間もあり、なんだか修学旅行のようでした(笑)
NPO法人の三輪さんからは、島の事業で毎年作成しているというカレンダーが紹介されました。
2018年の最新版はコチラ!
島で撮られた写真を中心に、モノクロでオシャレなカレンダーです。島の観光施設でも販売されていたので、気になる方は是非チェックしてみてください!
そして夕食の締めには、、、池間島で伝統的に飲まれているという「ミルク酒」を頂きました。
ミルク酒は、島の行事ごとで作られるお酒だそうで、行事の際は大きなポリバケツで一度に大量に作って皆に振舞うのだそう。
泡盛を水とコンデンスミルクで割ったもので、甘くて優しい口当たりです。普段、泡盛を飲むことの少ない私たちも美味しく頂くことができましたよ。
その後は各グループごとに分かれて、それぞれのお宅へ向かいました。
就寝するまでの間は、ちょっぴりお酒を頂きながら、グループの方々とおしゃべりタイム!皆さまとても親切で、若輩者の私たち(?)にも温かく接してくれました。それぞれのお仕事や出身地についてお話をしたりと、普段の生活ではなかなか体験できない「出会い」を感じるひと時でした。
二日目はツアー参加者全員で池間島に植樹!
二日目も、平良さんのお宅でボリュームたっぷりの朝食を頂きました!
その後は、島の防風林を育てるため、参加者全員で記念植樹!
アカバナと黒木を一本ずつ植樹し、「島あっちぃ」参加記念の杭を打ち込みました。私たちが植えた木々が、島の防風林として役に立ってくれると嬉しいですね!
植樹のあとは、島内にあるオシャレなカフェ「ふからすや~♪」さんにてランチタイムです!
こんなに豪華な定食を用意して、私たちの到着を待っていてくれました!
前日同様、島の恵みをふんだんに使用した料理がズラリ!
なんと島の周辺で採れるというサメの煮付けが!手前の小さな切り身がサメ肉との事でしたが、臭みもなく、とっても美味しくいただけました。
こちらもなんとサメのお刺身です。
こちらは島の伝統料理の一つで、豚肉を、お味噌だけを使って煮込み味を付けたもの。程よい塩加減で、お肉も柔らかく、とっても美味しいお料理です。
お店の外には、とーっても人懐っこい猫さんがいて、参加者全員癒されましたよ(笑)
島に住む生き物との出会いも、旅の楽しみですね♪
池間島とのお別れ!ちょっぴり寂しくなった後は伊良部大橋を観光!
ランチの終了後、今回のツアーに参加しての振り返りやアンケートを記入すると、バスへ乗り込み、池間島とはここでお別れです。
民泊でお世話になった方々も、お見送りに来てくれました!
右側のおばあちゃんが今回私達がお世話になった平良さんです。カチャーシーを踊りながら、最後まで手を振ってくれる姿に、ちょっぴりウルっときてしまいました。
池間島を出た後は、2015年にできたばかりの「伊良部大橋」をバスで観光しました!
宮古島本島と伊良部島を繋ぐ全長3,540メートルのなが~い橋は、通行料金を徴収しない橋としては日本最長なんだそう!
二日目は天気も良く、宮古島の海がさらに美しく見えました。橋の上を通過していると、まるで海の上を散歩しているような気分で、とても気持ちがいいです。
その後は、宮古島本島にある「島の駅 みやこ」にて1時間ほどのフリータイム。
島の駅 みやこでは、宮古島のおみやげの他、地元で採れた野菜などが販売されていましたよ!
池間島でも登場した”さたぱんびん”や
宮古島の有名な「宮古島まもるくん」のお土産も発見!
参加者の皆さんも思い思いに買い物を楽しんでいましたよ!
買い物を終えると、そのまま宮古空港へ向かい、宮古島を後にしました。
飛行機から降りる際には、ツアーの参加者全員が声をかけあい、「お元気で~」という挨拶が交わされていました。出発前の緊張した雰囲気とはがらりと変わり、参加者の皆様の一体感も強く感じることができました!
2日間という短い期間ではありましたが、ヒダマーイ体験や民泊体験など、普段の生活ではなかなか味わうことのできない新鮮な体験をすることができました。
企画の内容はもちろんのこと、温かく親切な島の人々やツアー参加者の皆さまとの出会いも、かけがえのない思い出となり、とても充実した時間を過ごすことができましたよ!
離島の魅力を発見することができる「島あっちぃ」。いかがでしたか?
こんなに素敵な体験が、「島あっちぃ」にはたくさん用意されていると思うと、ワクワクしちゃいますね!それに、定価の3割負担で参加できるなんて、沖縄に住んでてよかったー!と叫びたくなっちゃうほどお得ですよ!
県内に在住の方であれば、どなたでもご応募できますので、気になるツアーを公式サイトでチェックしてみてくださいね!
この記事へのコメント
また久しぶりに、池間ロープことカギンミヒダビーチに行きたくなりました!
しかし、ハート岩には行かなかったのですね。せっかくの池間島なのに....
しかし、ハート岩には行かなかったのですね。せっかくの池間島なのに....
Posted by 沖縄の風景 はじめ at 2018年03月02日 20:11
> 沖縄の風景 はじめ さま
カギンミヒダビーチすごく綺麗で感動しました!ハート岩に行きたいと思っていたのですが、ツアーだったため時間が無く…(泣)
今度行ったときにはハート岩もしっかり見てきたいと思います!
カギンミヒダビーチすごく綺麗で感動しました!ハート岩に行きたいと思っていたのですが、ツアーだったため時間が無く…(泣)
今度行ったときにはハート岩もしっかり見てきたいと思います!
Posted by てぃーだニュース編集部 at 2018年03月08日 12:53
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