台湾留学生が沖縄ファミリーマートでインターシップ体験!編集部がインタビュー!

てぃーだニュース編集部

2017年08月23日 18:00



こんにちは!てぃーだニュース編集部のアリスです!

今回、日本語を学ぶ台湾の大学生が沖縄ファミリーマートの店舗で、インターンシップを体験していることを聞き、台湾出身のてぃーだスタッフ劉球人(リュウキュウジン)と、台湾大好き編集部のアリスでインタビューに行ってきました!



沖縄ファミリーマート REXA RYUBO店)


取材させていただいたのは、那覇市松尾の県庁前近くにある沖縄ファミリーマートREXA RYUBO店。店舗が国際通りに近いということもあり利用者が多く、とくに外国人の観光客と思われるお客様が目立ちました。こちらの店舗は沖縄限定商品以外に他店舗では見かけない富士山の形をした組み立て式のパズルや、京都の舞妓さんのイラストが入ったパックなど、日本のお土産として購入できるオリジナル商品がたくさん陳列されていました!

文藻外国語大学留学生インターンシップについて





2016年より本格的に始まった沖縄ファミリーマートによるインターンシップの受け入れは、台湾から一番近い日本「沖縄」を将来の就職選択先の一つとして考えてもらいたいという思いから始めたそうです。台湾の高雄市にある文藻(ぶんそう)外国語大学で日本語を学んでいる学生を迎え、コミュニケーション力の向上と、語学力向上を目的とし、沖縄ファミリーマートとしては中華圏からの来店が多い店舗のインバウンド対応戦力として受け入れをしています。

インターンシップについて事前にインタビューしました!





今回取材させて頂いたのは、3人の学生です。店舗で実践している様子を見学する前に、事務所でインターンシップについてお話を伺いました。初めは緊張気味の彼女たちでしたが、話していくうちに緊張が解けたのか笑顔が多くなってきました♪ おどろいたのは、彼女たちの語学力が高いということ!わたしたちの質問に流暢な日本語で答えてくれました。!

インターンシップ中の文藻外国語大学留学生の紹介





お名前:楊 恩閑(やん えんしぇん)さん
学校:文藻外国語大学4年生
好きな沖縄の食べ物:沖縄そばとゴーヤーチャンプルー



お名前:陳 小玲(ちん しょうれい)さん
学校:文藻外国語大学4年生
好きな沖縄の食べ物:お肉が美味しい「亀そば」の沖縄そば



お名前:黄 郁柔(ふぁん ゆーろう)さん
学校:文藻外国語大学3年
好きな沖縄の食べ物:沖縄そばと紅芋アイスクリーム

2017 年 7 月 2 日(日)から 8 月 30 日(水)までの約2カ月間、REXA RYUBO店にてインターンシップをする彼女たち。笑顔がとても眩しい彼女たちにインターンシップで感じた事や将来のことなど色々聞いてきましたよ!

Q1:なぜ日本(沖縄)の企業をインターンシップに選んだんですか?







沖縄はのんびりした印象があったので「沖縄で働きたいな」と思っていました。また沖縄ファミリーマートでインターンシップを経験したことのある先輩にすすめられたので興味を持ちました。




台湾で日本語を勉強しているのですが、台湾にいると日本語を話す機会がなかなかありません。日本で生きた日本語を勉強して、実際に現地の人と話したいと思って沖縄を選びました。




学んでいる日本語をもっと上達させるためです。将来は日系企業に働きたいと思っているので、日本で今のうちに経験を積んでおきたいと考えました。





Q2:その中で沖縄ファミリーマートを選んだ理由は?







ホテルなど観光系のインターンシップもあったのですが、先ほども言ったように、先輩の話を聞いて興味を持ったというのが理由です。なので、沖縄ファミリーマートで働いてみたいと思って参加しました。




ファミリーマートでは、レジ対応の接客だけでなく、支払い手続きや、宅配サービスの受付対応など、幅広いサービスを行っています。ここなら語学以外の日本のサービスも学べるのではないかと思い、沖縄ファミリーマートに決めました。




コンビニでは、お客さんと直接会話をすることができるので生きた日本語が学べると思いました。実際に話す機会もあるのですが、日本人が話す日本語は早くて聞き取れないことがあります…(笑)




台湾の授業で聞く日本語と実際に聞く日本語ではやっぱり違いますか?また、皆さんは沖縄に来て言葉のギャップって感じましたか?とくに沖縄は独特な方言やイントネーションがあるので難しいと思うのですが、どうですか?




バスを利用しているのですが、一部のバスで方言のアナウンスが流れます。何を言っているのか全く分かりません(笑)方言は難しいですね!




方言は沖縄の人でもわからない人がいるので、理解するようになるには方言の学校も通う必要がありますね(笑)





Q3:沖縄に来て「イメージしていた日本と違う!」と思ったところはありますか?







私は本土へ行ったことはないのですが、沖縄は食べ物が台湾と似ていると思いました。沖縄の料理は台湾人が好きな味ですね~。あと、バイクが多いところも似ています!台湾に比べると少ないですが、思っていたより多くてびっくりしました!




私も台湾に似ていると思います。食べ物もそうですが、天気もよく似ています。洗濯物を外で干すところも台湾と一緒です!すぐに乾きますよね(笑)




私もバイクが多いことにびっくりでした。あと、かりゆしウェアですね!はじめて見たときはハワイシャツだと思いました(笑)




なるほど~!ちなみに僕は、交換留学生として東京に行った経験があるので、沖縄に来たときは「あれ?台湾と似ているぞ?」と拍子抜けしました(笑)バイクは確かに本土よりは多い気がしますね!でもさすがに台湾のように3人乗りしている人はいないですけどね(笑)





Q4:研修期間ではどのようなことを学びましたか?







敬語を勉強しました。日常会話はできますが、接客の敬語はとても難しいです。また、普通に話すより言葉が長くなるので噛むこともあります…商品名を覚えることも難しいですね。




レジの使い方や接客用語、お辞儀の仕方などいろいろなことを教えてもらいました。その中でもやっぱり敬語が一番難しいです。




私も敬語が難しいと思います。敬語を使うと言葉が長くなるので、私たち3人はよく噛んでいます(笑)敬語や接客は慣れるのに時間がかかります。たばこの銘柄は未だに聞き取れないし、覚えていくのも難しいです…。





Q5:インターシップで難しいところ、やりがいを感じたところを聞かせてください!







まず、難しいと感じる時は自分が知っていること以外のことを聞かれた時です。商品の場所や、ファミポートの使い方を聞かれたときなど、分からないときは日本人スタッフに頼っています。あと、たばこの銘柄って覚えるのが難しいのですが、銘柄だけ聞いて迷わずすぐに提供できた時は「やった!」って思います。




一番難しいことは、楊(やん)さんと同じくタバコの銘柄を覚えることと商品の場所を聞かれた時です。まだちゃんと商品の名前をすべて覚えているわけではないので、聞かれると焦ることがあります。やりがいは、日本人スタッフに代わって外国人のお客様に通訳してあげたときです。いつも教えてもらっているので役に立った時は嬉しいです。




中華圏のお客様は日本語が分からない方が多いので、通訳として活躍出来たときはとても嬉しいです。免税を利用する方たちも多いので私たちが案内することもあります。




自分にしかできないことで貢献できると、とても嬉しいですね!ファミリーマート本社の當間部長さんも「日本人スタッフが苦手なところを対応してくれるのですごく助かる」と誉めていましたよ♪





Q6:日本人と外国人のお客さまへの接客対応について、特別の差や違いはありますか?







外国人と日本人ではかける言葉が違います。外国人だと「謝謝!」「Thank you!」と気軽に言えますが、日本語だと丁寧に敬語で接客しないといけないので大変です。




日本人のお客様は、商品の説明を求めてくることはありませんが、外国人のお客様は珍しい商品を見て「これは何?」と説明を求めてきます。聞かれると嬉しいです。




台湾のファミリーマートと比べるとそこまで違いは感じませんが、支払方法が現金じゃない場合は難しいと感じます。とくに中国人のお客様はスマホ決済を利用する方が多いのですが、まだきちんと対応できないので先輩に頼っています。





Q7:台湾のファミリーマートとの違い(接客や、商品)があれば、教えて下さい!







台湾のファミリーマートには、「茶葉蛋(チャーイエダン)」というお茶で煮た味付け卵が、セルフコーナーに置かれています。日本には無い食べ物ですね!




台湾には、チキンやハムカツなどのホットスナックがありません。また、おでんや茶葉蛋はセルフサービスです。逆にコーヒーはスタッフが入れてくれます。




台湾にはイートインスペースがある店舗が多く、店内の飲食が可能です。沖縄ではイートインスペースのある店舗が少ない印象です。




わたしが台湾へ初めて行った時、店内で購入したばかりのお菓子を食べている人を見てカルチャーショックを受けました。日本では基本、店内飲食禁止なので、逆に台湾人が初めて日本に来た時にもカルチャーショックを受けるのかなと思いました。





Q8:台湾でアルバイトの経験はありますか?沖縄(日本)と台湾での違いはありますか?







今までに経験したのは、レコードショップや英語塾でのバイトです。とくに台湾と日本のギャップは感じていませんが、日本語で接客するのは大変です。レコードショップでは、数ある品の中から商品を探すのでこれはファミリーマートでの仕事に役立っているかもしれません。




私はバイト経験が無いのですが、日本語でバイトすることと母国語でバイトをするのでは、やはり母国語が楽だと思います。




レストランでバイトをしたことがあります。接客の部分で日本と違うのは、お辞儀をしないことです。日本ではお辞儀をするのが接客の基本ですよね。





Q9:大学を卒業したら沖縄(日本)で働きたいですか?やりたい仕事はありますか?







日本語を勉強しているので、機会があれば通訳者として日本で働きたいです。どういう職業の通訳者という詳しいことはまだ決まっていません。




私も機会があれば日本で働きたいです。中国語と日本語の両方を使う仕事がしたいので、楊さんと同じく通訳者になりたいと思っています。




私はまだ考え中なのですが、台湾で日本語観光ガイドになりたいと思っています。日本から来たツアー客に台湾の観光スポットを案内する仕事に興味があります。




やはり通訳が人気なのですね!今の時代はインターネットの翻訳も進歩しているので、それに負けないよう、いろんなスキルを磨いていくと良いですよ(通訳経験のある劉球人からのアドバイス)!日本と台湾の懸け橋になれるよう頑張ってください!





Q10:沖縄にきたら「これは絶対買ってほしい!」と思うおすすめ商品は?




私が一番おすすめしたいのは、「泡盛コーヒーBLACK(258円 税込)」や「シークヮーサー香るさわやか梅酒 (276円 税込)」です!沖縄でしか飲めないし、とても美味しいです。観光客の間でも話題になっている商品ですよ。








ホットスナックコーナーにある「ガブうまハムカツ(128円 税込)」がおすすめです!台湾では、ハムを揚げるという習慣がありません。沖縄ファミリーマートのハムカツはサクサクしていてとても美味しいです。








私がおすすめするのは沖縄ファミリーマート限定の「ソフトクリーム濃厚生クリーム(195円 税込)」です。とても濃厚で美味しいです!台湾のファミリーマートにもありますがミルクの濃さが違う気がします。沖縄に来たら是非食べてもらいたいです!








みなさんが紹介した商品は私たちも大好きなものばかりです!ソフトクリームは本当に濃厚ですよね。他県での販売はしていない沖縄限定商品なので沖縄に来た際には味わってほしいですね!





Q11:最後に、台湾の学生(または日本に来ている留学生)に向けて一言!







沖縄に来る前はいろいろ不安でしたが、実際に沖縄に来て働いてみるととても楽しく、「来てよかった!」と思いました。また、いろんなものを自分の目で見て世界は広いということも感じました。




沖縄のみなさんは本当に親切だと思います。スタッフのみなさんも私達のサポートを良くしてくれます。ご飯もとても美味しいです!(笑)外国の学生や外国人留学生を受け入れてくれるインターンシップがあれば是非沖縄で体験することをおすすめします!




沖縄に来て様々なことを経験させていただきました。沖縄文化も魅力的で、楽しいこともいっぱいです!このようなチャンスがあれば見逃さず、積極的に体験してほしいです。




質問に答えていただきありがとうございました!とても充実したインターンシップを経験していることが伝わってきました!残りの期間も楽しみながら学んでいくといいですね。頑張ってください♪





インタビューに応じてくれた3人ですが、学生のうちから夢に向かって行動していて、とても感心しました!沖縄ファミリーマートではこのようなインターンシップをこれからも実施していく予定なので、日本に興味のある外国の学生や留学生のみなさんには、積極的にこの様なチャンスを掴んでいってほしいと思います。私たちてぃーだニュース編集部も彼女たちに負けないように頑張っていきますよ~!

みなさんもぜひ、頑張っている彼女たちに会いにREXA RYUBO店へ行ってみてください♪

【取材協力】 株式会社 沖縄ファミリーマート
URL:https://www.okinawa-familymart.jp/

■沖縄ファミリーマート REXA RYUBO店
住所:沖縄県那覇市泉崎2丁目 松尾1丁目1番2号



関連記事