県産のソデイカを求めて糸満市お魚センター内にある「たらじさびら」へ!
糸満漁業組合の直営店が 11 店舗軒を並べる『お魚センター』。「新鮮な海の幸が味わえる♪」と、毎日地元客や観光客で賑わいます。
鮮魚を扱うお店が多い中、『たらじさびら』では魚介類をふんだんに使用したお惣菜がずらりと店頭に並びます。
「どれも家庭料理の延長なんです」と話してくれたのは、『たらじさびら』で明るく接客をする前門 美香(まえかど みか)さん。調理法やレシピは常連のおばぁから教わることも多いそうで、昔から沖縄で親しまれてきたお惣菜の数々は、食べた人の心と胃袋をつかんで放しません。
糸満漁港で水揚げされ、競り落としたばかりの鮮度抜群の魚介類を使ったお惣菜は、お店に並べられると次々に売れていきます。多い時は 30 種類ほどが揃います。
中でも人気なのは、マグロをミンチ状にして丸めてトマトソースで煮込んだ「ころころまぐろトマトソース」や、素揚げした魚に玉ねぎとニンニクをのせてバターソースをかけた「魚のバター焼き」。ちなみに、この日のバター焼きに使われていた魚はアラカブ(漁師さんたちの間では深海ミーバイとも呼ばれているとか)でした。
沖縄らしくぽってり分厚い衣に包まれている天ぷらは、食べ歩きやドライブのお供にぴったり。シイラ、メカジキ、ツムブリ……「さかな天ぷら」はその日によって変わるそうなので、どれに当たるかはお楽しみに。
そして実は糸満漁港は『ソデイカ(セーイカ)』の水揚げ量が日本一!だそうです。あまり馴染みのない方もいらっしゃるかもしれませんが、ソデイカは 1 匹 10 kg前後、大きさは 1 mを越す巨大イカ。お刺身にするとねっとりした食感が楽しめ、その他にも煮付けや唐揚げなど様々な食べ方が楽しめます。
『たらじさびら』は同じお魚センター内で鮮魚店(高江洲鮮魚)も営んでいるのですが、毎日大量に水揚げされるソデイカを「一般消費者にどのように楽しんでもらうか」で悩んでいたそうです。
そこでつみれにしたり、唐揚げや煮物にして、気軽に手に取ってもらえる商品作りをはじめたのだそうです。こちらは、一度ボイルしてから白味噌で煮込んだ「セーイカ味噌煮」。
生姜とニンニク・塩こしょうで味付けをしてから小麦粉を絡めて油で揚げた「セーイカカリカリ」をいただいてみましょう。
ネーミング通りカリカリとした食感のセーイカカリカリ。中はもっちり柔らかく、噛みしめるほどにじわじわと旨みが広がります。
味付けがしっかりとしているので、白いご飯が進みそうです。そして、ビールや日本酒にも間違いなく合うはず。
寒いこの時期におすすめしたいのは、あったかいお鍋。
ソデイカと白身魚、お豆腐、しめじ、野菜がたっぷりと入った「海鮮寄鍋」は、身も心もホッと温まります。
ソデイカの旬は冬。それ以外の時期は禁漁になってしまうとのことなので、「食べてみたい」という方は急いで『たらじさびら』へ。テイクアウトはもちろん、お魚センター内にはテーブル席が用意されているので、まずは買ったお惣菜をその場で味わってみてください。
■お惣菜 たらじさびら・高江洲鮮魚
住所:〒901-0306 沖縄県糸満市西崎町4-19 地図はこちら
電話:098-995-6999(高江洲鮮魚お魚センター店:098-995-3350)
営業時間:10:00 ~ 19:00
定休日:年中無休
写真・原稿:フォトライターSachiko
Web:http://www.oishii-okinawa.com/
Web:http://www.oishii-okinawa.com/
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OBWF公式サイト

沖縄の海は透明度が高くサンゴ礁に取り囲まれています。
沖縄県民は古くから自然の畏怖を知っています。
だからこそ、沖縄には手つかずの自然、原生林、生物の固有種が残っています。
青い空と、草木の緑と、花々の赤と、サンゴ礁の白い砂…。
色彩豊かな自然に囲まれた青い海で、沖縄の魚は悠々と泳いでいます。
アジアに近い沖縄で、OKINAWA blue water fishは育まれています。
Web:http://blue-water-fish.okinawa/
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